COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2005年 12/1号

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2005年 12/1号

「世界から見た日本」をコンセプトにしたちょっと内容ウスい雑誌だけど、村上春樹インタビューが載ってたので。インタビューもそんな深いものではなく、日本文壇では評価は低いが、海外では・・・という感じのさらっとしたものだった。
ちなみに各国の評者の文章を一部抜き出してみると

  • ドイツ なにかに対して抗う、といったことは、村上春樹の作品においてはまったく無意味だ。村上は抵抗することなくしてどのように生きていくことが出来るのか、という可能性を探求しているのである。村上は人生における影の部分に直面するものたち、そして、そこで生き延びようとする者たちすべてに、”避難所”を提供している。
  • 中国 2003年から「村上春樹」のこの4文字は既にブランドとなっている。読者の興味は彼の小説からライフスタイルまで及んでいる。
  • 韓国 彼が描く人間の心の傷は、特別な誰かの特殊な傷ではない。われわれが必死で消し去ったか、あるいはまったく気がつかなかった傷の跡を一つ一つ丹念にみせてくれるのだ。